Apollo 7のERATOから、完全ワイヤレスイヤフォン新作「VERSE」登場

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AppleのAir Pods以前に非常に小型軽量な完全ワイヤレスイヤフォンApollo 7を発売して、現在の完全ワイヤレスイヤフォンの流行に一役買ったERATOから、よりお求めやすい価格の新製品が登場しました。

Apollo 7似の本体で税別14,880円の価格を実現してきました。

また、製品の特徴は価格面だけに留まらないところも、ERATOのこだわりと言っていいでしょう。

今回は、ERATOの完全ワイヤレスイヤフォンの新作、VERSE(ヴァース)を取り上げます。

十分に小さなイヤーピース

VERSEはERATOの完全ワイヤレスイヤフォン処女作であるApollo 7似の本体形状をしています。

ただ、サイズの方はApollo 7よりも一回りから二回りほど大きめ。ERATOでは小型軽量にこだわらなかった分をコスト軽減に振り向けた、というコメントを出しています。

ただそれでも十分にコンパクトなイヤーピースが実現できていると思います。

ドライバーに音へのこだわり

ただ廉価版の完全ワイヤレスイヤフォンを作ってみました、に、留まらないところがERATOならではな所かもしれません。

VERSEでは独自開発のダイナミック型ドライバーの振動板に、イヤフォンジャンルでは今現在、話題の素材の一つである「グラフェン」を採用してきました。

グラフェンはダイヤモンドのように純粋に炭素だけから出来た材料で非常に堅く、その特性からイヤフォンの振動板の素材として採用されるケースが増えてきました。

スピーカーやイヤフォン・ヘッドフォンの振動板の素材には、音速が速く内部損失の大きい素材が有利とされています。一般にそういった素材は、素材固有の音の癖が出にくいとされているためです。

グラフェンやダイヤモンドなどの硬い方の素材は音速が非常に速いので、相対的に内部損失と音速のバランスが良くなり、そちらの面から重宝されているのだと思います。

ERATOではグラフェンを使った新ドライバーにより、全ての音域でスピード感が高くダイナミックなサウンドが実現できた、としてます。

aptXには非対応

ちょっと残念な部分としては、高音質・低レイテンシなコーデックであるaptXには非対応となってしまった部分です。

音質にこだわるモデルとしてはぜひ対応してもらいたかったフィーチャーですが、上位機種との差別化と言った問題もあるのかもしれませんね。

AACには対応していますので、音楽鑑賞など音の遅延が問題にならないケースならば、十分な音質は確保できるでしょう。

連続再生時間は3時間

イヤーピース単体での連続再生時間は約3時間

専用ケースにバッテリーを備えていてケースに戻すことで4回の充電が可能ですので、最長15時間の音楽再生に対応可能です。

また、左右のイヤーピースに1つずつボタンを備えていて、スマートフォンと組み合わせれば音楽再生や通話関連など複数のコントロールが可能になっています。

イヤフォンの全長は約16.5mm。重量は約4.5gと、Apollo 7よりは大柄と言いながら、十分に小型軽量の本体に仕上がっています。

加えてた、しっかりとIPX5の防水性能を実現しているところもさすがですね。使われるシーンを良く理解して製品化が行なわれていると思います。

しっかりと音楽再生を意識しながらかなりお手頃な価格を実現した製品として、十分に購入の検討に値する製品に仕上がっていると思います。