いつもどこかにプラスαがあるサンワサプライから、水に浮く防水スピーカー
今回取り上げるような音響製品、家電ジャンルの製品で言うと、サンワサプライは最近使われることが多くなってきた言葉である「ジェネリック家電」のメーカー、と言うことになるのだと思います。
最初にそのジャンルの製品を出した家電メーカーよりも、シンプルで安い製品を作る、と言ったカタチですね。
ですが、そんなジェネリック家電的な製品でも、サンワサプライにはどこか必ずちょっと気の利いたプラスαがあるように思います。
今回はやっぱりそんなスパイスが利かせてある、サンワサプライの水に浮く防水スピーカーをご紹介します。
基本は防水Bluetoothスピーカー
今回取り上げるスピーカーはBluetooth接続で音を出すタイプのスピーカーです。
野外やお風呂場での利用も考えた、かなり高度な防水性能が与えられています。IPX7レベルの防水ですから、水濡れに関してはかなりのタフさと言えるでしょう。
基本は内蔵バッテリーによる駆動ですが、最大8Wの高出力を誇ります。
サイズは結構小さめで、正面から見ると9.4cm角のほぼ正方形。厚さは4cmほどです。
このため低音強調用のパッシブラジエーターを装備してはいますが、本当の低音の再生は難しいスピーカーになっています。周波数特性は110Hz~18kHz。むしろサイズを考えるとよく頑張っていると言えるでしょう。
防水が失われるが
防水機能は失われてしまいますが、スマートフォンなどのACアダプタを流用してUSB給電が可能になっています。このためバッテリーの残量を気にすることなく再生を行うことができます。
また、ラインイン端子を持っていますので、有線で音の入力を行うこともできます。
サイズのコンパクトさとそこそこのパワーで、色々な使い途の考えられるスピーカーになっていると言えそうです。
さらに気の利くプラスα
このスピーカーは小型で設置場所にはまず困ることがないと思いますが、より設置の自由度を上げるために、スピーカー底面にカメラの三脚に取り付けられるネジ穴が用意されています。
今はコンパクトデジカメなど色々なカメラなどでの利用を想定した、非常に多様な種類・タイプの三脚が販売されていますから、このスピーカーもそういった製品を活用して色々な設置方法が可能になる訳です。
また、このスピーカーは通話用のマイクも装備してしまいました。
Bluetoothでスマートフォンなどに接続すれば、ハンズフリー通話も行えるようになっています。
着信への対応も出来るボタンを備えていますから、スマートフォンと接続して音楽を楽しんでいるときの不意の電話の着信にも対応できる製品になっている訳ですね。
いろいろあちこちサンワサプライらしい実用性の伴うオマケがちりばめられた、面白いスピーカーになっていると思います。
バッテリー駆動時間もそこそこ
最大8Wと言うパワーとサイズを考えると、このスピーカーのバッテリーでの駆動時間は結構健闘していると言えるでしょう。ボリューム70%の状態で約4時間の連続再生が可能とされています。
またバッテリーのフルチャージまでには1~3時間となっていて、こちらも実用性が高い数字に収まっています。
サイズもコンパクトで重量も350gと軽いため、いろいろあちこちに連れ出して使い倒したい製品ですね。