人に本を勧めることがためらわれる理由

2017年10月26日

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私は、読んだ本をあまり人に勧めません。なぜなら、本も服などと同じく、その人の好みが人それぞれだからです。

だから、私が面白いと思った本でも、面白くないと思う人ももちろんいるわけで、本を人に勧めるというのは、読書好きな私にとって合理的ではないように感じています。だから、もちろん人に何か面白い本はないかと聞くことはほとんどありません。たまに聞いたとしても、それは、その人が今何の本を読んでいるか興味があるから聞くので、それによって自分の読む本を決めるということはありません。

しかし以前は、好きな本を人に勧めたこともありました。しかもご丁寧に「この本面白いから読みなよ」なんて言って、わざわざ本まで貸していたのです。

しかし、その本が戻ってこなかったり、ひどいのになると、汚されて戻ってきたりしたこともあったので、「自分の本に対する思いと他人の本に対する思いは違うんだな」と感じたのです。それ以来、人に本を薦めることをしなくなりました。

自分が好きな本は、たくさん読んで、どんなのが好きなのか探していくしかありません。それこそ、本の数は膨大にあるのですから。書店や図書館に行く楽しさを味わってほしいです。

だから、読み始めて面白くないと思ったら、読むのを止めてもいい。読書は、そんなに肩肘を張らずにするものだと思います。実際私も、途中で読むのを止めた本もあるのですから。たとえそれが、人から勧められた本であっても無理して読む必要はないでしょう。

薦めてくれた人には「読もうとしてみたんだけど自分にはちょっと合わなかったみたい」と言えば良いのでしょう。だからと言って怒るような、心の狭い人は読書好きな人にはそんなにいないと私は思っています。

さて、そんな私ですが、人から「何か面白い本はないかな?」と言われれば、「あなたに合うかどうかはわからないけど、私はこれが面白いと思って今読んでるよ」と言ってその時自分が一番面白いと思っている本を紹介しています。他人に本を薦めるのはそんな感じです。