【はんにゃ】分かりやすくて元気の出るコント集【吉本興業チャンネル】
はんにゃと言えば子供のノリのような種類のネタを披露します。子供が見ても面白いと思いますが、大人が見ても、こうした中学生の友達同士のノリの感じは元気が出て面白いと思います。今回は吉本興業チャンネルに公式に投稿されている彼らのネタをピックアップして紹介しつつ、書きたいことを綴っていこうと思います。
はんにゃの傑作コント「本能寺の変」
信長が本能寺で焼かれる場面のコントですが、中学生ノリの、まさにはんにゃという感じです。はんにゃは漢字だと般若となり、かなり仰々しいですが、コントのゆるさが名前とギャップがありますね。ノリ自体が子供の雰囲気というだけでなく、織田信長のメイクもヒゲをマジックか何かで書いただけで、中学生あたりがやりそうな感じに仕上がっています。
本能寺の変の信長目線という、とても深刻な場面で、中学生のノリをするということで、緊張感とその緩和が生まれるといった感じでしょうか。実際にあの信長がこんな感じだったら嫌ですね。
はんにゃの傑作コント 「ファンタジー組長」
以前怖いコントの記事を書きましたが、そこで千原兄弟の「ダンボ君」というネタを紹介しました。ヤクザが少しファンタジーな世界におり、ダンボ君という裏切り者を殺すという、面白くてなおかつ怖いコントです。はんにゃも設定自体はファンタジーのヤクザという似たようなものですが、怖くはなくただただ面白いネタです。本能寺のネタが信長の死という深刻な状態を中学生ノリで緩和するのと同様、ヤクザという怖いものをふわふわしたファンタジーで緩和するという感じだと思います。
はんにゃの傑作コント「転校生」
サムネでわかるよう、マッチョの転校生がやってきます。そして、名前がマッチョに寄せた町田だったり、力が強くてチョークが折れたりと、ひたすらマッチョキャラを押し通し続けるというものです。くだらないですが、そのくだらなさをやり通すところが面白いところではないでしょうか。コメント欄にもありましたが、コロコロコミック的な笑いの種類だと思います。
はんにゃの傑作コント 「合気道」
合気道の模範演技で、師範はそれらしいのですが、もう一人の弟子がかなり個性が強いというネタです。師範の方が真剣にやっている分、弟子のキャラが目立ちます。漫才やコントではトークや間の感じなどが基本的に面白いですが、はんにゃのこのネタは投げられた後受け身の体制がおかしいなど、動きに重点を置いている部分がありますね。
上の転校生のネタでは、コメント欄で、「何が面白いのかわからない」というコメントや「普通に面白いだろ」というコメントの対立がありました。はんにゃのネタは人を選ぶのだと思います。この合気道のネタのコメント欄も、ファンとアンチの対立があるのかと思いきや、「合気道をバカにするな」というコメントと「コントだからムキになるな」というコメントの対立でした。視聴者の意見はなかなか予測できません。
はんにゃの教習風コント 「今日から使える護身術講座」
上と同じシリーズです。合気道の師範と弟子が護身術講座をするというものです。そして、終始ほぼ顔芸です。
基本的に芸人は、演技だけでコントをします。しかし中には「エンタの神様」などで、陣内智則さんやアンジャッシュさんなどが映像も使ったコントも行なっていました。陣内さんの場合はほとんどが映像などの仕掛けありきのものですね。このコントも、映像の編集の力を使ったものです。
はんにゃの傑作コント 「はんにゃロードショー」
今までのコントとは一風変わったもので、舞台の上のコントではなく一つの映像作品のようなそういうテイストのものです。言葉で説明するのは難しいですが、実際に動画を見ていただければ、普通のコントとは違う種類であることがわかると思います。
少林拳で戦う映画風のやり取りの中で、いつのまにか黒子が戦っていたり、オチが少林寺じゃなかったりと色々な展開があります。
そしてジャッキー映画のような感じでNGカットシーン集なども作られており、舞台の上だけの演技じゃ収まらない感じのコントでした。芸人が人前やライブでやるというよりは、YouTuberあたりが作りそうな感じではないでしょうか。自由に映像編集ができるというのはYouTuberの強みですね。芸人の場合は正々堂々と演技だけで笑いを生ませるのがほとんどなので、今回の「はんにゃロードショー」のような作品はなかなか作れないのではないでしょうか。
おわりに
はんにゃは中学生ノリや子供の絡みのようなゆるいコントで、子供が見ても面白いですし、大人が見ても元気が出るようなものが多いと思います。芸人の中には、例えばハリウッドザコシショウなどは、お笑い芸人や一部のお笑いファンにはすごくウケますが、子供には難解すぎてウケないネタがあるようです。そうした客を選ぶネタや、レベルが高く人がついていけない笑いというのもいいですが、はんにゃのような分かりやすいものも面白いくていいでしょう。彼らの他のネタも公式チャンネルで見ることができるので、気になった方は確認することをお勧めいたします。