求人票に書いてある仕事内容と違い、人がしたがらないような仕事をさせられる
6ヵ月給料を滞納された会社を辞めた後、すぐに次の転職先が見つかりました。
しかし、ここも三年後には辞めざるを得なくなります。ここは、父の知り合いが、責任者を勤めている健康保険の組合でした。ですから、就職するのは簡単でした。そして、組合は、仕事がしやすいと思っていたのですが、健康保険を扱っているので、保険料を回収しないといけなかったのです。その回収するための責任者としての役割が私だったのです。
とはいえ、面接の時に最初から、「保険料の回収をしてください」と言われたわけではなく、「保険料の管理をして下さい」と言われたのでした。求人票には、事務職と書いてはいたので、保険料の回収があるとは、思っていなかったのです。回収とはっきり言われていたら、おそらく、ここは最初から履歴書を出さなかったと思います。
電話がつながらず、未納のため電話がつながらず、知らない家に夜遅くに行かないといけない恐怖。それでも回収できなくて、私自身が保険料をかぶった人も少なくありません。それでも、知り合いの人を通じて入っているので、辞めるに辞めることができず、三年勤めた後、退職しました。
退職してから、ハローワークで「求人票に最初から回収と書いていれば受けなかった」と言ったところ、「人がしたがらないような仕事だから、上手いこと隠されたのでしょう」と言われ、「求人票に書いてある仕事内容と違った場合はハローワークにすぐに知らせてください」とは言ってくれました。この時に、再度、すぐに退職しなかったことを後悔したのですが、もうどうしようもありません。
そして、それから、失業保険を貰いながら、職探しをして、その間には職業訓練も受けました。なんとか、次の職場が決まったのは、十か月後の事だったのです。
しかし、この職場も半年後には辞めることになりました。理由は複雑なのですが、引き継ぎしてくれる人も、十分に仕事を熟知していなかったという事と、入社してから、すぐに毎晩、十時までの残業をさせられていた事、その部署が立ち上がったばかりで、仕事の体裁が整っておらず、無茶苦茶な部署だったのに人手不足で、新入社員に未熟なまま重大な仕事を任せるという風潮がありました。
しかし、「ここでは長く働いていけない」と感じてから、三か月後には転職活動を開始していたのは、いままでの転職経験の学習からきたものでした。