不謹慎スレスレ。死を扱ったお笑い動画まとめ②
死というのは不謹慎であったり暗い話であり、とても丁重に扱わなければならないテーマだと思います。しかし、その分高い緊張感が生まれ、うまく笑いにするととても面白くなるようです。パート①に引き続き、死を扱った企画やネタの動画を紹介していきます。
まずは、秀逸なコントを作ることで有名なアンジャッシュのコントの動画です。
アンジャッシュ 殺しちゃった・・・
再生回数100万を超える大人気動画ですね。葬式などの設定はよくありますが、さらに不謹慎かもしれない殺しを扱ったコントです。殺してしまうも、それを隠蔽するためいろいろと無茶なことをし隠していきます。そして、アンジャッシュの代名詞とも言える、すれ違いの流れに移っていきます。舞台の二人はお互いに勘違いし、真剣でありつつすれ違った話をするわけですが、それを事情の知っている第三者の視点から見ることで、大変滑稽なやりとりに見えるという感じですね。
アンジャッシュのネタはさらに自殺を取り扱ったものもあります。
アンジャッシュ 失恋で自殺
あまりすれ違いを大きく使うわけではなく、失恋自殺をテーマに普通のコントを展開します。そして最後はアンジャッシュおなじみのホモネタです。
また、アンジャッシュに少し名前が似ている彼らの自殺ネタも面白いです。
アンタッチャブル コント 自殺志願の2人
自殺に来たサラリーマンが、他の変な自殺者に止められるという設定です。自殺現場という緊張感の強い場をザキヤマさんの面白い言動により緩和させていきます。そして奇しくもアンジャックと同じで、飛び降り自殺という現場のネタでホモネタが展開されていきます。常に面白いことを考えてる芸人たちは同じようなものが思いつくのかもしれません。
自殺ネタで言えば、インパルスも以下のようなコントがあります。
インパルスの初々しいコント 「インターネット自殺」
自殺志願者がインターネットを通じて集まり、暗い空気が出来上がります。そこに、携帯のメールでやや希望が持てそうなものが連続して着信され、だんだんの死ぬ気が無くなってくるという感じです。自殺前の緊張感が少しづつ緩和されていきます。
自殺ネタが三つ連続したように、自殺というテーマはお笑いでよく使われるようです。おそらく、それ以上に人気のある設定が葬式です。
ごっつええ感じ しょうた!
ダウンタウンのごっつええのシリーズです。松本さん演じるしょうたの葬式を開きますが、なぜか彼がいきており、それに気づいた参列者がいろいろ動揺するという設定です。葬式中にも関わらず、しょうたと日常的な会話をしたり、しょうたの存在を誤魔化すためにいろいろと無茶な行動を続けます。
加藤&志村のおもしろコント5
ドリフの葬式コントです。ごっつええ、ドリフといい、葬式という設定は古くから愛されているネタのようです。昔から、死を扱ったもの、特に葬式は笑いになりやすかったようですね。やはり緊張感を出せるものとして一番よいのかもしれません。このコントでは、参列者が寝てしまい、それを「葬式中に寝るな」とツッコミで正していきます。寝方に様々なバリエーションがあり、ツッコミもいろいろな種類がありました。
ジャルジャルコント「葬式」
しつこいネタでおなじみのジャルジャルの葬式コントです。葬式で暗い重たい空気を作り、それを緩和させるというのが葬式ネタのパターンになると思いますが、まさにそういう感じですね。友人の参列者が歌を用意したといい、悲しい曲を歌うのかと思いきや真逆のヒップホップを全力で歌い続けるという流れです。
バイきんぐ コント 親友の葬式
バイきんぐの葬式コントもとても面白いと思います。葬式中だから喜んではいけない、しかし宝くじに当たったという嬉しい情報が入り、葬式という緊張感の中テンションが上がっていくというものです。親友の死の悲しさと、宝くじ当選の嬉しさで微妙な空気ができていきます。そして情緒も不安定になっていき、本人は必至ですが客観的に冷静に見てると面白いといった感じです。
銀魂のここのくだり面白すぎるww
銀魂のここのくだり面白すぎるww pic.twitter.com/dpQ1ULhZNH
— あき (@sawasiro96) June 25, 2017
現在4万リツイート、10万いいねされている、ツイッター上でバズっている銀魂の1シーンです。芸人やYouTuberのネタも面白いですが、ギャグ漫画作家やアニメ監督のネタも深く考えられていて面白いですね。流れやパターンを作り、その流れを行うキャラクターによってキャラの特性を生かしつつ基本形とズラしていって、期待を裏切っていくという流れが綺麗だと思います。声優のセリフの言い方などもアニメを面白くしているのかもしれません。
おわりに
パート①に続き死を扱った面白動画を紹介しましたが、今回の記事では主に自殺や葬式を使ったものをメインにとりあげました。
特に葬式という場面設定はドリフやごっつええの時から愛用されているようで、緊張感を生むとてもよいものなのだと思います。また、芸人のネタのみではなくギャグ作家のネタもとても面白いものでした。
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