Ankerらしい機能のBluetoothスピーカーAnker SoundCore Pro+
イヤフォンのジャンルでは、iPhoneシリーズがアナログのイヤフォンジャックを本体から排除したあたりからBluetooth接続の機種が注目を集め実際の販売も伸びています。
スマートフォンが音楽を聴くために必須のデバイスの一つとなってきた関係で、Bluetooth接続のイヤフォンに加えてスピーカーの方もどんどんと数を増やし、利用するユーザーも増えてきているようです。
そしてイヤフォンのジャンルでもスピーカーのジャンルでも一つのトレンドというか、好まれる方向性の一つに挙げられるのが「重低音」対応部分です。
電子的な補正だけではなくアコースティック方向からスピーカー内部の構造の工夫などで、サイズを超えた重低音を実現するスピーカーも増えました。
そんなBluetoothスピーカー市場に、モバイルバッテリーなどのスマートフォン周辺機器で高い知名度を持つAnkerも参戦しています。
今回はBluetoothスピーカーながらAnkerらしいユニークな追加機能も搭載したSoundCore Pro+を取り上げます。
うたい文句はAnker史上最高音質、です。
パワフル&防水対応
Anker SoundCore Pro+はBluetooth 4.2に対応するポータブルスピーカーです。
最大出力は12.5W x2となっていて、小型スピーカーながら非常にパワフルな再生を可能にしています。
スピーカーユニットはフルレンジスピーカーとツイーターを左右それぞれに搭載。Anker独自の低音増強技術BaseUpテクノロジーによってサイズ感を超える重低音、小さなボリュームでも深みのある低音表現を実現したそうです。
質の高い低音表現は音楽の質全てをランクアップする「土台」になりますから、スピーカーの音質面にはとても重要な要素です。
防水対応のレベルはIPX4レベル。
日常生活用防水ぐらいのイメージでしょうか。お風呂でシャワーの飛沫などで濡れるレベルならば問題なく利用できると思いますが、まともにシャワーの水が当たるのは不味いでしょう。
この対応があれば多少の雨が予想される屋外での利用にも安心感がありますね。
内蔵バッテリーの容量は8,000mAh。最大18時間のバッテリー駆動が可能になっています。
モバイルバッテリーにもなるAnkerらしい機能
Ankerというとやはりモバイルバッテリーのメジャーどころ、というイメージが強いと思います。
Anker SoundCore Pro+もその血統(?)を引き継ぐ形になっていて、ポータブルスピーカーとしてはユニークなUSBコネクタからの給電・充電機能を備えています。
容量は今では一般的になったモバイルバッテリーの1万mAhクラスと比較すると一回り小さくなりますが、スピーカーとしての機能だけではないマルチロール型のガジェットとして面白い働きをしてくれそうです。
アナログ入力は可能
Anker SoundCore Pro+にはLINE入力端子があって、音声のアナログ入力が可能です。
USB DAC機能などはなくパソコンとの接続性はあまり考慮されていません。また、ハイレゾ音源への対応は見送られていて、価格面からもスマートフォンなどと接続して気楽にスピーカーから音楽を聴くという方向を重視した製品になっているようです。
価格は税込みで13,480円。
比較的音質を重視したBluetoothスピーカーとしては手にしやすい価格になっているのではないでしょうか。