エレコムFAST MUSICシリーズに完全ワイヤレスイヤフォンLBT-TWS02BK登場

2019年9月21日

LBT-TWS02BKのプレスリリース

「意外にいい音」のキャッチフレーズでエレコムは音楽用のイヤフォンなどをかなり頑張って開発、販売しています。ハイレゾ対応などにもかなり早くから動きを見せていて、音質方向に本気で振った製品はアクセサリメーカーのイメージを凌駕する音を実現しています。

そのエレコムが今、力を入れているのは音楽用ながら気軽に使える価格を実現した「FAST MUSIC」シリーズの製品です。お手頃価格ながらスマートフォンなどについてくる「おまけ」のイヤフォンとは一線を画する音質を目指しているようです。

そのFAST MUSICシリーズについに完全ワイヤレスタイプのイヤフォンが仲間入りします。

2019年1月中頃に発売予定となっている、LBT-TWS02BKです。

お手頃価格

このシリーズの製品として世に出す以上、エレコムもこだわったのが価格面だろうと思います。

LBT-TWS02BKはメジャーなメーカー製としては非常に手頃なお値段を実現してきました。予想価格は5千円を切るぐらいが想定されているようです。

これよりも安い、主に中国製の完全ワイヤレスイヤフォンもAmazonなどではたくさん見つかりますが、そのような製品は品質や音質面には保証がないに等しく、ある意味購入にはギャンブル感が常につきまといます。

それはそれで当たりを引いたときの楽しさ、みたいなものもあると思いますが、色々な面の確実さやサポートまで考えるとやはり日本のメーカーに強みがあります。

その辺のバランスを考えたときにLBT-TWS02BKはすごく上手い落としどころになっていると思います。

スペックなど

LBT-TWS02BKのドライバーはエレコムお得意の外磁型ダイナミックドライバーのETEMを採用しています。振動板は小さな6mm径のものを使っていて「マイクロETEMドライバー」を名乗らせています。

振動板の材質には付帯音が少ない薄型のPETフィルムを使っていて、径の小ささと合わせレスポンスの良い音を実現します。

さらにドライバーをハウジングの先端、より鼓膜に近い位置に配置する「Direct Contact Mount」を採用してより鮮度の高い音を狙った作りになっています。

イヤーピースは非常に軽量な作りで片側約4g。小型の作りとも相まってかなり装着感は良さそうです。

ただ本体を小さくまとめた分、内蔵できるバッテリーの容量には限りがあり、本体のみでの連続再生時間は2時間とやや短めになっています。

付属する専用ケースにはバッテリーを内蔵していてイヤフォン本体の充電が可能と、こちらは完全ワイヤレスイヤフォンのトレンドに沿ったものとなっています。ケース側の内蔵バッテリーも容量は控えめになっていて、イヤフォン側を2回充電できる程度のものになります。

その代わりケースもかなり小型でシンプルなデザインとなっていて、実用面ではむしろこちらの方が良さそうな感じがありますね。ケース自体もわずか32gと非常に小型軽量な作りです。

ケース側はマイクロUSBコネクタから充電を行なうタイプですから、モバイルバッテリーがあれば事実上利用可能な時間の上限は余り考えなくて良くなりそうです。

コスト面との兼ね合いとは言え、ちょっと残念なのは音声コーデックがBluetooth標準のSBCにしか対応しないところでしょうか。開発タイミング的に難しかったかも知れませんが、aptX Low Latencyあたりに対応してくれると面白かったかもしれません。

AIアシスタント対応

LBT-TWS02BKはSiriやGoogleアシスタントなどのAIアシスタントにも対応します。

イヤーピースのスイッチからアシスタントを起動して音声コマンドでスマートフォンの各種操作が行えます。

このために小型マイクを搭載していますから、当然ハンズフリー通話にも対応します。