エレコムからスマホカメラのシャッターが切れるBluetoothイヤフォンLBT-RH1000
エレコムからお手頃価格ながらちょっとユニークな機能を備えたBluetoothイヤフォンが登場しました。「Musicians Reference」のブランドからの登場ですので、音質面にもある程度の自信のある製品なのでしょう。
今回はエレコムの「LBT-RH1000」をご紹介します。
エレコム得意のPETフィルム振動板のダイナミック型ドライバー採用
LBT-RH1000ではカナル型としては比較的大口径な10mm径の振動板を持つダイナミック型ドライバーを採用しています。
振動板にはエレコムが得意とするPETフィルムを採用。固有音が少なく振動板が軽いためレスポンスのいい明瞭感の高い音が期待できます。
振動板の分割振動などを抑制するために表面には剛性を上げるリブが設けられていて、チタンコーティングも施されより高い剛性を持つようになっています。
同社が得意とする外磁型の磁気回路ETEMは使っていないようですが、重低音再生にも自信のある製品となっているようです。
注目点の一つはaptX LL対応
LBT-RH1000はBluetoothでの音声コーデックに最新のaptX Low Latencyを搭載するところも大きな特徴になると思います。
aptX LLはその名の通り、「Low Latency=低遅延」を特徴とするコーデックでワーストケースでも動画の2フレーム分以下の音声の遅延を実現します。
ミュージックビデオの鑑賞などでも口の動きと発声のズレにほとんど違和感を感じることなく視聴が可能になるはずです。
また、いわゆる「音ゲー」でも音楽と入力のタイミングのズレを誘発しにくく、プレイが十分に可能になるのではないかと思われます。
対応するBluetooth自体のバージョンは5.0まで。
音声コーデックはAptX LLの他に標準のSBC、より高音質のAAC、aptXに対応しています。
バッテリーでの連続再生時間は約4.5時間で、完全ワイヤレスタイプではないBluetoothイヤフォンとしてはやや駆動時間は短めと言えるかもしれません。
通話OK
リモコン部にはMEMSタイプのマイクを内蔵していて、スマートフォンとリンクしてのハンズフリー通話も出来ます。
また、音楽再生や通話のコントロール、ボリュームコントロールのためのボタンを持っていますので、スマートフォンをポケットに入れたまま各種操作が行えます。
最近のBluetoothイヤフォンの標準機能となりつつあるAIアシスタント対応ももちろん大丈夫です。
ユニークなプラスα、カメラアプリのシャッターが切れる
LBT-RH1000のもっともユニークなところはこの機能かもしれません。LBT-RH1000のリモコンのボタンでスマートフォンのカメラアプリのシャッター操作が行えるのです。
自撮り、いわゆるセルフィーの際にちょっと便利な機能になりそうです。わざわざ別にスマホのリモコンなどを持つ必要がなくなります。
自撮り棒などになカメラ操作のためのリモコン機能が付いていることが多いですが、最近は自撮り棒自体が使えない場所も増えています。
また、わざわざそういったものを持っていかなくてもちょっとしたスタンドになるものさえあれば記念撮影が簡単にできる、というのはちょっとうれしい機能になってくれるのではないでしょうか。
価格も5千円弱が想定されていますので、気軽に使える1品になってくれるでしょう。