ASUSからWi-Fi 6対応のメッシュWi-FiシステムAiMesh AX6600登場へ

無線LANの親機となるWi-Fiルータ側が先行していてなかなか普及への動きが始まらなかったWi-Fi 6ことIEEE802.11axですが、ようやく子機側の環境が整い始めました。 ノートPCなどの機材のWi-FiアダプタがやっとWi-Fi 6対応を始めることで、徐々に無線LANのWi-Fi 6化が進行していくと思います。 そんな環境が見えてきたCOMPUTEX 2019にてASUSが早くもWi-Fi 6対応のメッシュWi-Fiシステムの発表を行ないました。しっかりとトライバンド対応になっている、恐らくはメッシュWi-Fiシステムとしてハイエンド製品になると思われる「AiMesh AX6600」です。

スペック

まずは簡単にAiMesh AX6600のスペックから見てみましょう。 この製品はWi-Fi 6対応の5GHz帯のバンドを2つ、2.4GHz帯のバンドを1つ同時に使用できるトライバンド対応の製品になっています。メッシュWi-Fiサテライト同士の接続専用に1つのバンドを使用できるため、通信速度の低下や使い勝手への影響を避けられる仕組みです。 通常であればサテライト同士の接続はWi-Fi 6を使うことになると思いますので、有線で接続していない中継器側に接続したデバイスでのインターネットとの通信も十分な速度が確保できる確率が高くなります。 またAiMesh AX6600の大きな特徴の一つは、有線接続のWANポートが2.5GbE対応のものとなっていることです。 まだこの製品のWi-Fi 6での最大通信速度が明らかになっていませんが、Wi-Fi 6の通信速度面のポテンシャルを十分に発揮できる環境は整っていると言えるでしょう。 インターネット接続回線に最近サービスが始まった1Gbpsを超える規格の回線を利用すれば、実効通信速度でも1Gbpsを超えるやりとりが可能になる可能性が出てきます。 接続サービスの方が先行してしまってせっかくのポテンシャルを活かせる環境をなかなか整えられない状況が続いていましたが、やっと1Gbps超の通信回線をフル活用できる環境が整いそうですね。

アンテナ内蔵

AiMesh AX6600はアンテナ内蔵型のスマートな本体を実現しています。 アンテナのゲインのことだけを考えれば外部に派手なロッドアンテナなどを立てた方が効率も良く、アンテナを可動にすることで指向性などの調整も出来ます。 が、そういったアンテナ外付けの製品は、外見の方が無用に厳ついイメージになってしまって置く場所を選ぶ製品になりがちです。特にハイエンドの無線ルータ製品にはそんなイメージがあります。 アンテナを内蔵式としてシンプルな外見を実現したAiMesh AX6600なら、リビングやTVの横に並べて置いてあっても存在感を上手く消せるでしょう。

「Lyra」じゃない

AiMesh AX6600は使っているブランドネームが「Lyra」ではないところがこの製品の性格を端的に表現していると思います。 ASUS的にはより上位の製品群となる「AiMesh」ブランドを名乗らせています。 こちらの製品群には、まさに無線LANルータのハイエンドクラスとなる強力なルータが多数ラインアップされています。どれもかなり派手なデザインで厳ついロッドアンテナを多数備えていますから、今回、発表されたAiMesh AX6600が異端な存在に見えてしまうぐらいです。 シンプルな外見をしていても中身は…、というのをこの製品の名前自体が語っていると言うことでしょう。 より具体的なスペック、価格の発表が待たれますね。ただ、あまりお手軽な製品にはならないでしょうから、価格面で導入のハードルは高めの製品になると思われます。