日本アカデミー賞最優秀助演女優賞受賞!広瀬すずの演技が光る映画10選
圧倒的な透明感と太陽と月の輝きを兼ね備えた演技を武器に、2018年現在19歳にして映画・ドラマにひっぱりだこの若手No.1女優の広瀬すず。
2017年度第41回日本アカデミー賞にて映画「三度目の殺人」で最優秀助演女優賞を受賞したことを記念して、広瀬すずのこれまでの映画10作品を振り返ってみたいと思います。
鎌倉を舞台に4姉妹の日常を描いた映画「海街diary」(2015年)
主演は綾瀬はるか。共演は長澤まさみ、夏帆、広瀬すずなど。国内外で実力を認められている是枝裕和監督が初めて原作ものにチャレンジした映画「海街diary」。鎌倉を舞台に腹違いの4姉妹がともに暮らし、悩みながらも成長していく様を丁寧に綴った吉田秋生の同名漫画を実写映画化しました。
長女・幸を綾瀬はるか、次女・佳乃を長澤まさみ、三女・千佳を夏帆、四女・すずを広瀬が演じ、何とも美人過ぎる4姉妹が誕生。脇を固めるのは、是枝組常連の樹木希林や大竹しのぶ、堤真一など実力派俳優が揃いました。
是枝作品の特徴として子役には自然な演技をしてもらうため、台本を用意しないというものがあります。そのため本作でも、リハーサルで是枝監督が(広瀬の)後ろから台詞を囁き、他の俳優陣と演技をするという手法が用いられました。冒頭で広瀬を「太陽と月の輝きを兼ね備えた〜」と表現しましたが、本作で同級生といる時やサッカーをやっている時は子どもらしくとても無邪気な明るさがあり、反対に3姉妹と一緒にいる時は、くすぐったい気持ちもありながら、父を亡くしたばかりな上に「不倫相手の子どもなのに。」とどこか影を抱えた少女を見事に体現しました。その実力は是枝監督や共演の樹木希林に「広瀬に出会ったことで作品が動いた。広瀬に出会ったのはこの映画のポイント。」だと絶賛されたほど。
広瀬にとっても、初めての主役級扱いでの出演映画で、第68回カンヌ国際映画祭正式出品作品でもあり、第39回日本アカデミー賞にて新人賞に選ばれ、本作自体も最優秀作品賞を受賞した特別な作品です。本作でカンヌという海外の映画祭に自ら赴き経験出来たことも大きいですが、是枝監督との出会いが広瀬にとって転機となったのは間違いないでしょう。
広瀬は是枝監督への思いを「「海街」の時は会話から環境まですべて作ってくれた方」と語っており、是枝監督も今も広瀬が出演している映画を観に行ったり、ドラマの現場に娘さんを連れて激励に来てくれるそうです。本作で姉妹役で共演した3人のことも「お姉ちゃん」と慕っており、本作を経験し、広瀬は「色んな色に染まれる女優になりたい。」と先輩たちの背中を追いかけ始めました。
タイトル:「海街diary」
2015年6月13日(土)TOHOシネマズ 日劇ほかにて全国ロードショー
配給:東宝=ギャガ
公式サイト: http://umimachi.gaga.ne.jp/
細田組に初参戦!映画「バケモノの子」(2015年)
声の主演は染谷将太。声の共演は役所広司、広瀬すず、宮崎あおいなど。人間とバケモノの2つの世界に生きる少年・蓮/九太(声:宮崎あおい/染谷将太)の成長と葛藤、バケモノとの親子愛を描いた細田守流<新・冒険活劇>。幼い頃に両親を亡くし、ひょんなことからバケモノ界に迷い込み、暴れん坊のバケモノ・熊徹(声:役所広司)に育てられた九太こと蓮。青年となり、自分がいるべき場所が人間界なのか?バケモノ界なのか?と悩む九太に、“学ぶ”ということを教え、九太にとって心の支えになっていく女子高生・楓を広瀬が演じています。楓は九太とは反対に、幼い頃から勉強で良い成績を取ることだけを強制され、そのため友人も出来ずにいたため、楓もまた、人生で初めて自分を気にかけてくれた九太との時間がかけがえのないものになっていきます。
広瀬は本作でも、映画「海街diary」に引き続き、心に闇を抱える少女を演じています。細田が声優を選ぶ基準として「抑制力がある人」という条件を挙げており、広瀬のことは広瀬が初主演を務めた日本テレビ系ドラマ「学校のカイダン」で目に留まったそうです。広瀬の声に陰影をつけられる才能を買われたのだと思われます。本作の宣伝の際に、是枝監督が大学教授を務める講座に細田が招かれる形で対談が実現しており、細田が「(広瀬の)主人公たる堂々とした、仁王立ちのような存在感がすさまじい。「海街diary」を観て、参りましたという気持ちになりました。」と言えば、是枝監督も「二人でずっと(広瀬を)褒め続けられそうですね。」と応え、日本映画界を代表する二人の監督に早くも愛される女優として話題になりました。細田監督はアフレコを別々で録らず、全キャストで行うので、広瀬にとっても、本作で役所広司、染谷将太といった日本映画界を牽引する実力派俳優陣とともに演技が出来たことも大きな経験となったことでしょう。
タイトル:「バケモノの子」
2015年7月11日(土)TOHOシネマズ スカラ座ほかにて全国ロードショー
配給:東宝
公式サイト:http://www.bakemono-no-ko.jp/index.html
青春映画の金字塔!映画「ちはやふる ‐上の句‐‐下の句‐」(2016年)
主演は広瀬すず。共演は野村周平、真剣佑、松岡茉優など。「マンガ大賞2009」「このマンガがすごい!2010年」オンナ編1位、第35回講談社漫画受賞の末次由紀の累計発行部数2100万部突破(2017年時点)のモンスター級大ヒットコミックを実写映画化。百人一首=“競技かるた”に青春を懸ける幼馴染の高校生、綾瀬千早(広瀬すず)、綿谷新(真剣佑)、真島太一(野村周平)を中心とした高校生たちの情熱、友情、恋愛を描いた青春映画の金字塔映画「ちはやふる ‐上の句‐‐下の句‐」。「上の句」では、千早と太一が瑞沢高校かるた部を立ち上げ、仲間たちと全国大会の切符を手にするまで。「下の句」では、千早たち幼馴染の恋愛模様と千早とかるたクイーン若宮詩暢(松岡茉優)の初戦、瑞沢高校かるた部の面々の成長が描かれています。
撮影中、広瀬は常に移動式畳を持ち歩き、千早のダイナミックなかるたの動きを研究し練習。終盤、膝に水ぶくれが出来ても、切開しそのまま撮影を続ける負けん気の強さを発揮しました。かるた部の面々も強化合宿を行い、膝や足にアザを作りながらも互いに励まし合い体力の限界に挑みました。そんな彼らの動きをハイスピードカメラで撮影した、原作以上に目にも止まらぬ速さでかるたを抜くシーンは圧巻の一言!俳優陣の汗と努力と根性がそのままスクリーンに映し出されている本作は、これまで十代の女子や映画ファンの間だけに知られていた広瀬すずの名を一気に全国区へ押し上げ、第40回日本アカデミー賞優秀主演女優賞にノミネートされる快挙を成し遂げました。
タイトル:「ちはやふる ‐上の句‐‐下の句‐」
2016年3月19日(土)、4月29日(金)TOHOシネマズ 新宿ほかにて全国ロードショー
配給:東宝
公式サイト:公式サイト: http://www.chihayafuru-movie.com/
余命わずかな少女と青年の淡い恋を描いた映画「四月は君の嘘」(2016年)
主演は山崎賢人、広瀬すず。共演は中川大志、石井杏奈など。新川直司による泣けるラブストーリーと話題の同名漫画を実写映画化した映画「四月は君の嘘」。若手最旬俳優の山崎と広瀬がW主演を務め、天才ピアニストでありながらも母の死をきっかけにピアノを弾くことができなくなった有馬公正(山崎賢人)と重い病気を抱えながらも天真爛漫に今を生きるヴァイオリニスト・宮園かをり(広瀬すず)との心の交流を描いた切ないラブストーリーです。
本作は漫画原作ではありますが、広瀬はヴァイオリニストで難病を抱え余命わずかな少女という難役にチャレンジ。山崎とは半年前から競い合うように練習を重ね、二人がセッションを重ねるシーンでは互いに「もっと行けます!」と、感情と演奏の演技が重なる高揚感でいっぱいになったとか。かをりは、広瀬の太陽のような明るさと月のような切ない輝きの両方をわかりやすく表現しているキャラクターなので、広瀬の魅力を知りたい方にオススメです。
タイトル:「四月は君の嘘」
2016年9月10日(土)TOHOシネマズ 新宿ほかにて全国ロードショー
配給:東宝
公式サイト:http://kimiuso-movie.jp/
新境地を見せた映画「怒り」(2016年)
出演は森山未來、綾野剛、松山ケンイチなど。東京・八王子で起きた夫婦殺人事件をきっかけに、東京、千葉、沖縄にそれぞれ現れた身元不明の3人の男と関係を深めていく周囲の人物たちを描いたヒューマン・ミステリー。原作・吉田修一×監督・李相日×出演者・渡辺謙、宮崎あおい、妻夫木聡、広瀬すずなど日本映画界を代表する実力派俳優陣が豪華競演した2016年の日本映画を代表する作品です。
広瀬は沖縄に現れた素性の知れないバックパッカーの男・田中(森山未來)に自分と似た境遇を重ね合わせていく少女・泉役をオーディションで勝ち取り、演じています。李相日監督は演技ではない本物を求めるため、東京、千葉の俳優陣には事前課題を与え、沖縄の若手俳優2人、広瀬と佐久本宝には追い詰めるだけ追い詰める方法を取ったそう。具体例を挙げると、初日は一切カメラを回さずにひたすら缶詰状態でダメ出し、98%の演技が出来ても、俳優が意識していないレベルの残り2%の本気が出るまでひたすらテイクを繰り返すといった具合です。これには広瀬も相当精神的に追い詰められたようで、李監督に「自分とは勝負しないの?」と言われた言葉は、いまだに思い出すと涙が出るそうです。アメリカ兵に暴行されるシーンでは役に入り込み過ぎて、カットがかかってからも1時間近く起き上がることが出来ず、その後も人に触れられるのが気持ち悪くなったと言います。終盤、泉の怒りが爆発して叫ぶシーンでは酸欠状態になり、それでも追い詰めてくる李監督に「「監督のバカヤロー」と叫んでいいよ。」とフォローを貰ったそうで、本当に叫んだとか。
広瀬は本作で第40回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞していますが、本人的には最優秀を狙っていたと思いますし、周囲にもそういう雰囲気がありました。だからこそ、最優秀を同世代の女優・杉咲花に持っていかれた時は、本当に放心状態でテレビが入っていることを忘れており、本作を通して、本物の“悔しい”を嫌というほど感じ、「間違いなく自分を変えてくれた」監督であり作品だと日本アカデミー賞後のブログで綴っていました。
タイトル:2016年9月17日(土)TOHOシネマズ 日劇ほかにて全国ロードショー
2016年9月17日(土)
配給:東宝
公式サイト: http://www.ikari-movie.com/
広瀬の身体能力が光る映画「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」(2017年)
主演は広瀬すず。共演は中条あやみ、天海祐希、真剣佑など。フツーの女子高生がたった三年間でチアダンス世界一になる奇跡の実話を映画化。福井県福井県立商業高校のチアダンス部が通称「地獄や」と呼ばれる鬼教師の厳しい指導のもと、3年で全米大会優勝を成し遂げるまでの汗と涙の青春サクセスストーリー。
広瀬はサッカー部の憧れの男子(真剣佑)を応援したいという軽い気持ちでチアダンス部に入部する女子高生・友永ひかりを演じています。チアダンス部のメンバーを演じた若手女優陣は、福原遥以外はダンス未経験者だったため、撮影の半年前からダンスレッスンを始めました。広瀬は本作の合間に2本別作品があったため、他のメンバーから遅れをとり、その事が広瀬の負けん気に火をつけたそうです。本作はチアダンス部のメンバーが3年でこなしたことを女優陣が短い撮影期間で追体験しているようなリアルドキュメンタリーに近い作品で、クライマックスのダンスシーンは迫力もあり、これまでの思いが爆発するシーンでもあり、とても感情移入できる感動的なシーンとなっています。
これまで、競技かるたに始まり、ヴァイオリン、チアダンス、本作が終わったら、また競技かるたと、スポ根かドM過ぎるだろ!というタフさと負けん気の勢いで乗り切ってきた広瀬がその先にどんなステップアップを遂げるのか楽しみになる作品です。
タイトル:「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」
2017年3月11日(土)TOHOシネマズ 新宿ほかにて全国ロードショー
配給:東宝
公式サイト: http://cheerdance-movie.jp/
日本アカデミー賞最優秀助演女優賞受賞!映画「三度目の殺人」(2017年)
主演は福山雅治。共演は役所広司、広瀬すずなど。殺人の前科がある男性・三隅(役所広司)の2度目の殺人容疑の弁護を任された弁護士・重盛(福山雅治)が、三隅と向き合ううちに人間の深い闇へと呑みこまれていく法廷サスペンス映画「三度目の殺人」。是枝裕和作品は2作目となる広瀬は、真実の扉へ続くカギとなる被害者の娘・咲江を演じています。片足を引きずって歩く暗い表情の咲江は実の父親に虐待されていましたが、その父親を殺した容疑で捕まった三隅の弁護を申し出ます。本作は、三隅の台詞にあるように「世の中の不条理は全て決められている」という終始、神の目、神の気配を感じさせる作品で、人が人を裁く立法社会の不安定さと見たくないものには蓋をして何となくの着地点に降りてしまうという殺人行為を描いています。咲江はそんな大人たちの中でも自らの見たくない過去や気持ちと向き合い、「なかったことにしたくない。」と、ひたすら暗い感情をうごめく中の唯一の光の存在として描かれています。
本作は第74回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品作品で、広瀬はカンヌに続き、ヴェネチアも経験。第41回日本アカデミー賞では広瀬の最優秀助演女優賞受賞を始め、作品賞など10部門を総なめしました。広瀬の影と憂いを帯びた瞳が何とも言えない深い余韻を残す秀逸な作品です。
タイトル:「三度目の殺人」
2017年9月9日(土)TOHOシネマズ スカラ座ほかにて全国ロードショー
配給:東宝=ギャガ
公式サイト: http://gaga.ne.jp/sandome/
先生×生徒、禁断ラブストーリーの原点!映画「先生!、、、好きになってもいいですか?」(2017年)
主演は生田斗真、広瀬すず。共演は森川葵、竜星涼など。河原和音による生徒×先生の禁断ラブストーリーの原点である同名漫画を実写映画化。岡山に暮らす17歳の高校生・島田響(広瀬すず)と口ベタだけど生徒思いの教師・伊藤(生田斗真)との純度120%のラブストーリー。
広瀬は伊藤に初めての恋をし、真っ直ぐにぶつかっていく響を演じています。響は“静”のキャラクターで伊藤の一挙一動にはにかんだり、泣いたりと、生田いわく「広瀬すず史上最高に可愛い」です。広瀬の子どもと大人の境界線が曖昧な表情演技が絶妙で、これだけ大舞台を経験してきていても、まだこんなにピュアな子どもの表情ができるのか!と広瀬のポテンシャルに驚かされます。真っ直ぐに恋をするだけで毎日が輝いていた学生時代に引き戻される、“甘い痛み”という言葉がピッタリな運命の恋を信じられていたあの頃のラブストーリー。原作とは違うストーリー展開とラストになっているので、原作ファンの方もそうでない方も必見です。
タイトル:「先生!、、、好きになってもいいですか?」
2017年10月28日(土)新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザーズ映画
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/sensei/
名作映画をリメイクした映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」(2017年)
声の主演は菅田将暉、広瀬すず。岩井俊二の初期の名作映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」をアニメーション映画として映画「モテキ」などの大根仁監督がリメイク。夏休みのとある海辺の町を舞台に、想いを寄せるクラスメイトのなずな(声:広瀬すず)の転校が決まり、「かけおち、しよ。」と誘われた中学一年生の典道(声:菅田将暉)。しかし、町から出る直前、母親に見つかり連れ戻されてしまいます。なずなを救えなかった典道が「もしも、あの時俺が・・・」と願うと、いつの間にか連れ戻される前の時間まで逆戻りしていました。何度も繰り返される一日の果てになずなと典道が辿り着く運命とは?岩井俊二版の解釈をダイナミックに構築し直しアプローチを変えた予測不能な小さな恋の逃避行劇。
広瀬はヒロインのなずなを演じています。岩井版のなずなは奥菜恵が演じており、その時のあまりの可愛さと色気から、「奥菜を超えるなずなはまず現れないだろう。」と言われていたのですが、なずなが松田聖子を「赤いスイートピー」を歌い出したら、これが良くて!!広瀬の声が良いことはこれまでも何度かメディアで話題になっていますが、落ち着いた声の中に甘酸っぱさのある声が少女から女性へと成長過程になるなずなの心情ととても合っています。共演した菅田も「なずなは色っぽいというよりエロいです。」と語り、広瀬の声となずなの映像を観てドキドキしたそうです。アニメ制作会社シャフトの新房昭之監督と武内宣之監督が関わっていることもあり、独特な画法と映像の美しさは見とれてしまうほど。新海誠監督の映画「君の名は。」以降、アニメブームが再燃している今、シャフトは一度観ておいた方が良いアニメ制作会社です。細かい仕掛けもたくさん織り込まれているので、毎回観るたびに新しい発見がある作品です。
タイトル:「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
2017年8月18日(金)TOHOシネマズ 新宿ほかにて全国ロードショー
配給:東宝
公式サイト: http://uchiagehanabi.jp/
若手実力派俳優陣が再集結!映画「ちはやふる 結び」(2018年)
主演は広瀬すず。共演は野村周平、新田真剣佑、松岡茉優など。「このマンガがすごい!」オンナ編に5年連続ランクインの大ヒットコミックを実写映画化し、観客動員数が200万人を突破した映画「ちはやふる ‐上の句‐‐下の句‐」。その完結編となるのが、前作から2年後を描いた映画「ちはやふる 結び」です。本作から、かるた名人・周防久志役の加来賢人、瑞沢高校かるた部の新入部員・花野菫役の優希美青、筑波秋博役の佐野勇斗、映画オリジナルキャラクターでかるた準クイーンの我妻伊織役の清原果那が初参戦となります。前作からのキャスト陣も全員続投で映画と同じく2年の歳月が流れ、それぞれが代表作を持つまでに成長しました。本作では、瑞沢高校かるた部が全国大会で王手をかけるまでと千早(広瀬すず)と詩暢(松岡茉優)の対決、千早、新(新田真剣佑)、太一(野村周平)の幼馴染三人の恋の行方が描かれ、青春全部かけた高校生活の結末がどうなっていくのか?成長し若手実力派俳優となった彼らがどんな化学反応を見せてくれるのか?原作ファンならずとも必見です!
タイトル:「ちはやふる 結び」
2018年3月17日(土)TOHOシネマズ 新宿ほかにて全国ロードショー
配給:東宝
公式サイト:公式サイト: http://www.chihayafuru-movie.com/
いかがでしたか?
実は映画「海街diary」以前にも広瀬が出演した映画がいくつかあり、2013年の映画「謝罪の王様」、2014年の「放課後たち」「クローズEXPLODE」などに出演しています。「クローズEXPLODE」は主人公の妹役を演じているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。10代から20代にかけては一人の女性としても映画人としても見逃すとあっという間に成長していく時期です。今度も久々に日本映画界に現れた彗星・広瀬すずを見守っていきたいですね。
(文 / Yuri.O)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません