セクシュアルマイノリティはどんなことで困ってる?ゲイパートナー編
ゲイがパートナーを見つけても
ゲイがパートナーを見つけ、人生を共に歩みたいと思った時、男性2人だと一緒に住みたいと思っても、家主さんや不動産屋さんに断られることもあります。
また結婚式を挙げたいと思っても、まだまだ「前例がない」などの理由で受け入れてくれるところは少数です。そして大きく異性愛者と異なる点が結婚できないということです。
結婚できない
結婚できないとどんな困りごとがあるのでしょうか。
例えば、法的には家族ではないため、都営・市営など公営住宅に入居できません。また「他人」と見られるため共同で家などのローンが組めません。どちらか1人の所有となってしまいます。額の大小は関係なく、頑張って2人で資産を築いたとしてもどちらかの名義しか選択できないので、パートナーに残そうと思えば、様々な煩雑で高額な手続きが必要だったり、血縁の両親や兄弟姉妹に反対されると無効になったりするものもあり、結婚している「夫婦」より確実ではありません。
病気になったり働けなかったりするパートナーを扶養に入れられないなど、社会保障の面でも壁があります。
更にパートナーが病院へ行った時も「家族ではない」「同居している友人」と判断され、緊急の時に面会できなかったり、手術の同意書に署名できなかったりとする可能性があるのです。つまり命がかかわる大変な時にも「家族」として何もできず他人として扱われる可能性が大いにあるのです。
実はすごいぞ「結婚」制度!
結婚できない、正式には「婚姻できない」ことが実は結構な不便があることがお分かりいただけたでしょうか。
結婚するときに役所に提出する「婚姻届」はたかだか紙一枚のこと、と思われるかもしれませんが、上にあげたように生活する様々な場面での家族であるという証明や大変な時の保障として機能している実はすごい制度なのです。
結婚制度に入れてほしい、「家族(パートナー)」として生活したいと願うゲイカップルはたくさんいます。